2021年7月12日
2021年7月12日
平成27年3月
普通乗用自動車同士の追突事故(外傷性頸部症候群)
現在、事前認定手続中です。
加害者は任意保険に入っておらず、治療は私の加入する人身傷害保険で行いました。
適正な賠償を受けるためにはという話を伺いましたので、相談しようと思いました。
→加害者には被害者に対する損害賠償義務があるところ、個人である加害者には支払能力の点で問題がある場合が多いです。そこで、任意保険が、加害者の負う損害賠償義務を肩代わりするという仕組みになっています。
加害者は自賠責保険には加入していたようですが、自賠責保険には上限があり、とても被害者の負った損害を賠償するのには足りません。また、人身傷害保険は、基本的に保険金は約款により定額が支払われる性質のものでして、交渉によって上げたり下げたりできるものでもありません。
したがいまして、お客様の場合には、弁護士が介入するメリットが全くないのです。事前認定手続中とのことですので、その結果を待ちましょう。後遺障害等級が認定されれば、人身傷害保険からの保険金が支払われます。認定されなかったときは、異議申立てという手段が考えられますので、御相談にいらっしゃって下さい。