2021年7月12日
2021年7月12日
平成27年1月
普通自動車が自動二輪車に追突した事故(外傷性頸部症候群)
自動二輪車を運転して赤信号にしたがって停止していたところ、後方から普通自動車に追突されました。
頭痛、首の左側の痛み、左腕の外側から小指、薬指へのしびれがあります。事故から3か月半の間に、整形外科に4回、整骨院に週3、4回通いました。
この度、保険会社から示談案が届きました。後遺症の部分がゼロになっており、おかしいと思います。
→尺骨神経の損傷が疑われます。お客様の後遺症は、後遺障害として等級認定されるべきものです。
しかしながら、後遺症として症状が残ったということと後遺障害として等級が認定されることは、イコールではありません。後遺障害として等級認定されるべき後遺症が残ったとしても、治療経過に問題があったり、必要な検査を受けなかったりしたことによって後遺障害等級認定がされないということもあります。
お客様の場合、治療経過に問題があります。後遺障害等級認定の申請をしても、等級認定される可能性が相当低いです。保険会社からの提案を受け取ってから弁護士のところへ行くのがよいと知人からお聞きになったとのことですが、そうではないのです。ぜひ、もっと早めの段階でご相談をお受けしたかったところです。
お客様の加入しておられた任意保険には弁護士特約が付いていないとのことですので、この件で弁護士に委任されると、かえってお客様の手元に残る分が減少してしまいます。