2021年7月7日
2021年7月8日
子どもの高次脳機能障害者支援のための研修会に参加して
先日、ハートピアかごしまで高次脳機能障害者支援のための研修会として、「子どもの高次脳機能障害と対応」があり、当事務所の弁護士とパラリーガルが出席しました。前半が子どもの高次脳機能障害に関する講演会で、後半が御家族の体験発表会でした。
講演会
成人の高次脳機能障害の場合は、事故前の機能の「回復」がポイントになるところ、小児の高次脳機能障害の場合は脳の機能の「回復」に加え「成長」も重要な問題となります。
そのため、後遺障害が残った子どもの脳の成長と回復をどのように促すか、家族・教師・社会がどのように対応すべきかの講演がありました。小児の脳の成長段階を考えて、何歳の受傷であるかによって、今後の対応が全く違ってくるということは、交通事故に関わる弁護士として必ず知っていなければならない知識です。
御家族の体験発表会
孫や息子が高次脳機能障害になったことから、家族の生活がどう変化したか、また子供達の脳の機能を回復させ、成長させるために、どのような取り組みを行ってきたかのお話がありました。
家族の講演に関して、家族の悩みや喜びを生々しく聞くことができました。被害者が中学生である場合には受験などが大変であるなど、被害者家族でなければわからない視点から、高次脳機能障害を抱える被害者の家族の悩みや社会の問題点を聞くことができました。
振り返って
子どもの高次脳機能障害の場合、御家族の方々が負う苦しみ、悲しみというものは筆舌に尽くしがたいものがあります。そのため、正確な子どもの高次脳機能障害に関する知識を身につけることはもちろん、御家族の方々の悲しみや苦しみを理解してこそ初めて適切な賠償金を得ることができると確信致しました。
高次脳機能障害は当事務所が最も力を入れている分野の1つであり、専用ホームページもございます。交通事故に遭われた被害者の方々で、悩みや不安を抱えておられる方は、ぜひ一度ご相談にいらして下さい。全力でサポートさせて頂きます。