過失割合

過失割合

鹿児島の弁護士の黒﨑です。

交通事故に遭ったときにまず真っ先に問題になるのが過失割合です。過失割合は双方動いている限り、１割は過失を取られることが多いです。何らかの事故回避手段が観念できれば、２割３割と過失相殺されていきます。

基本的に、１００：０の過失割合を実現するには、加害者によほどの重過失がある場合や、追突の場合、駐停車中の車ヘの衝突など交通事故を避けることがおよそ不可能な場合に限られます。

もっとも、駐停車中の車に加害車が衝突した事故であっても、過失割合が１００：０にならないこともあります。それは不適切な位置での駐停車です。

道路わきから離れて７５ｃｍ以内に駐停車しなければならないと言われていますし、交差点から５ｍ離して駐停車しなければならないと言われています。

このルールを守れず、それが原因で事故が発生した場合には過失相殺されてしまいますので注意が必要です。