【140】20代の女性が自転車に乗車中、自動車と衝突し、TFCC損傷等の傷害を負い、12級の後遺障害が認定された事案
性別・年齢 | 20代 女性 |
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仕事内容 | 学生 |
事故状況 | 自転車と自動車の事故 |
受傷内容 | TFCC損傷 頚椎捻挫 |
後遺障害等級 | 12級 |
手続 | 訴訟 |
獲得金額 | 913万円 |
事故発生
依頼人が、自転車を運転して、交差点に進入したところ、加害車両が交差道路から交差点に進入してきたため、依頼人運転の自転車と加害車両が衝突しました。
衝突の衝撃で、依頼人は自転車ごと転倒しました。
事故当日、依頼人が整形外科に通院したところ、左TFCC損傷と診断されました。
相談・依頼のきっかけ
事故態様について当事者双方の認識が違っていたことやTFCC損傷という聞きなれない診断名で不安に思ったことから、事故から数週間後にご相談にいらっしゃいました。
当事務所の活動
受任後、まず、依頼者とともに警察の実況見分に立ち会い、事故状況の把握に努めました。
また、同時に左TFCC損傷の後遺障害立証に向けて準備を開始しました。
TFCC損傷は、後遺障害認定が否定されやすいだけでなく、仮に自賠責で後遺障害認定を受けたとしても、相手方保険会社がその認定を争ってくることが多いため、早期に立証の資料を収集する必要があると判断したためです。
ところで、TFCCとは、三角線維軟骨複合体という組織のことで、手と手首の間の関節、すなわち手関節に存在します。小指の付け根の先の、手首の丸く出っ張った部分(尺骨茎状突起部)付近に存在します。
このTFCCを交通事故で損傷することがあります。自転車などで転倒した際に、手を強く突き、手首に強い力が加わることで、TFCCを損傷することが多いようです。
TFCCを損傷すると、手首(手関節)に痛みが生じます。手首を小指側(尺側)に動かしたときに強くなるという点が特徴のようです。また、ドアノブをひねる際にも痛みが強くなるということもあるようです。
当事務所は、TFCC損傷立証のため、医師に詳細な検査を依頼し、また、TFCC損傷と診断した根拠についても、医療照会等で詳細に明らかにしてもらいました。
症状固定時において、依頼人は、左手関節の可動域については、ある程度回復したものの、左手首の痛みや、手首を回した際に痛みが増強するといったTFCC損傷独特の後遺症が残存していました。そこで、当事務所としては、医師に後遺障害診断書を作成してもらい、前述の医療照会や検査結果も添付の上、後遺障害申請を行いました。
その結果、自賠責保険は、依頼人のTFCC損傷を認め、後遺障害等級12級13号が認定しました。
その後、認定された後遺障害等級を前提に、相手方保険会社と交渉を開始しましたが、相手方保険会社が、過失割合やTFCC損傷の存在を争ってきたため、交渉では折り合いが付きませんでした。そのため、訴訟で解決することとしました。
当事務所が関与した結果と解決のポイント
訴訟においても、相手方保険会社は、過失割合やTFCC損傷の存在を争ってきました。しかし、当事務所では、訴訟を見越して、TFCC損傷の存在を立証する資料を治療中から集めておりましたので、これらの資料を証拠として提出しました。相手方保険会社は、依頼人がTFCC損傷を負っていないとする顧問医の意見書等も証拠として提出してきましたが、訴訟においては、当事務所の主張が全面的に認められ、依頼人がTFCC損傷を負っていることが認定されました。
もっとも、過失割合については、当事務所の主張とは異なる客観的な証拠が出てきたため、当事務所の主張を全面的に認めさせることは難しく、一定の過失相殺は避けられませんでした。
上記事情を前提に、訴訟においては、自賠責保険からの保険金も含めて、約913万円で和解が成立しました。
各損害項目については、ほぼ当事務所の主張が認められました。
当事務所のサポートを受けなかった場合 | 当事務所のサポートを受けた場合 | 備考 | |
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傷害慰謝料 | 129万円 | 170万円 | 裁判基準 |
後遺症慰謝料 | 110万円 | 290万円 | 裁判基準 |
後遺症逸失利益 | 0円 | 1000万円 | |
過失相殺額及び既払額 | -547万円 | -547万円 | |
合計額 | 0円 | 913万円 |
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いかがでしたでしょうか。
弁護士法人グレイスには交通事故に精通した弁護士が複数在籍しており、日々、交通事故に関する研鑽を重ねております。弁護士法人グレイスなら、長年に渡り培った交通事故に関する豊富なノウハウを駆使し、相談者様にとって最適と思われる回答を差し上げることが可能です。
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