2021年7月8日
子どもの高次脳機能障害者支援のための研修会に参加して
事故部活動実績
日時:令和元年11月14日,
高次脳機能障害理解のための講演会
「高次脳機能障害を理解しよう」
講師:中央大学 山口加代子氏 。
活動内容
「高次脳機能障害を理解しよう」と題される鹿児島県高次脳機能障害支援センターが主催する講演会に事故・傷害部の弁護士、パラリーガル(法律事務員)に参加して参りました。
今回は、中央大学、公認心理師・臨床心理士の山口加代子先生に高次脳機能障害についての基礎知識と外見からでは分かりにくいという高次脳機能障害について周囲の支援者がどのようなことに気を付けるべきかについてご講演頂きました。
講演会に参加する意義
我々、事故・傷害部弁護士は、交通事故の被害者のために法律的・医学的知見を活かし後遺障害申請業務やその後の損害賠償請求に関する交渉、訴訟を行い、「賠償金」を獲得するまでサポートさせて頂いております。
しかしながら、高次脳機能障害などの重篤な障害を負われた方々やそのご家族の皆様にとっては、この賠償金の獲得は一つのプロセスに過ぎません。
我々は、この賠償金獲得の先である被害者の方々の生活支援に目を向け、そのサポートまでを行う仕組みが重要であると考えております
そのためにも弁護士のみならずパラリーガル(法律事務員)が高次脳機能障害を理解し、また、外部の支援機関と繋がることによって高次脳機能障害を抱えた方々の生活支援などが実現できるのではないかと考えております。
講演会に参加することで知識の研鑽だけでなく、支援機関との繋がりを持ち、高次脳機能障害を抱えた方々との懸け橋になれるということが大きな意義を有すると考えております。
講演会を通じての学び
今回の講演会を通じ、外見上判断がつきにくい障害と言われている高次脳機能障害についての知識を学ばせて頂きました。
我々も多くの高次脳機能障害を抱えた方やそのご家族の皆様と接点を持たせて頂いておりますが、高次脳機能障害と言ってもその症状は「百人百通り」(山口加代子先生のお言葉)であることを改めて念頭に置き、日々の接し方や今後の支援方法についてオーダーメイドのように対応していく必要性を学ばせていただきました。
当事務所においては、賠償金獲得だけでなく外部の支援機関との懸け橋など、皆様のサポートをさせていただきます。
気軽にご相談いただければと思います。