2021年7月7日
2021年7月8日
後遺障害等級の認定のために今からできること
鹿児島の弁護士の黒﨑です。本日は後遺障害等級についてお話します。
交通事故によって傷害を負った場合、まず整形外科に行っていただいて医師に診察してもらうことになります。その後、医師と相談しながら治療を続けていただくのですが、どうしても「これ以上治療しても回復が見込めない」と医師が判断する時期がやってきます。これを「症状固定」といいます。
症状固定時期においても一定の症状が残ってしまっていれば、後遺障害等級認定申請を行います。当事務所は数多くの交通事故案件のご依頼を頂いているのですが、最近、この後遺障害等級が認められにくくなっていると感じます。
後遺障害等級が認められるためには、治療の経過であったり症状の推移を見ていくことになります。このとき医師の証拠が色々と必要なのですが、医師の中にはお忙しくされていて証拠が十分に集まらないこともあります。そうなると、ますます後遺障害等級が認められにくくなります。
そこで、交通事故に遭われた方は、警察や病院に直ちに行くだけでなく、ご自身で日記をつけられるといいと思います。日記に医師とのやり取りを詳細に記載してみてください。それでも等級が認められないこともあるかと思いますが、少しでも可能性が挙げられる手段があるのであれば、どんどんご案内していきたいと思っています。
当事務所と是非二人三脚で少しでも後遺障害等級が認められるようにしていきましょう。