当事務所にご依頼くださったお客様へのインタビュー
お願いして良かった、弁護士さんに頑張ってもらったからと思いました。
事故の詳細・インタビュー
- 損傷部位
- 頭部・顔・下肢
- 傷病名
- 脳挫傷・外傷性くも膜下出血 他
- 認定等級
- 併合11級
- 獲得金額
- 1050万円
- 手続き
- 訴訟
- 仕事内容
- 専業主婦
- 事故の状況
- 歩行者
岡本君江さん(仮名73歳)は鹿児島県薩摩川内市内のお宅で、御主人と一緒に生活してらっしゃいます。
Q.岡本さんは、どのような事故に遭われたのですか
今から約五、六年前、車歩道の区別のない車道の左側端を歩き、商店の駐車場敷地に入った記憶があります。その後、後方から自動車に衝突されたそうです
実は、私には衝突されたときの記憶がないのです。気が付いたら、天井がいつもと違っていたのです。病院のベッドにいました。
Q.御主人様は、そのときの様子を覚えていらっしゃいますか
近所の商店の人が自宅に迎えに来て、「奥さんが大変だから来てくれ。」とのことで、現場にすっ飛んで行きました。妻は既に救急車に乗っていて、頭、鼻、腹から血を流していました。一緒に救急車に乗って病院に行きましたが、正直駄目かなと思いました。幸い、3日後に意識が回復し、4か月半後には退院するまでになりました。
Q.現在は、どのような症状が残りましたか。
左足の痺れ、突っ張りです。足が鉛のように重いです。あと、においが全くしません。
Q.専門家に依頼したきっかけは何でしょうか
退院から2か月ほど経ったころ、広報に「無料交通事故相談」という見出しがあり、行ってきました。そこで相談した行政書士の先生にお願いし、後遺障害等級認定申請を行うことになりました。
結果として、左足関節の可動域制限は12級、嗅覚消失が12級の併合11級が認定されました。
Q.弁護士法人グレイスに依頼したきっかけは何でしたか。
保険会社の人は何度かうちを訪ねてきて話をしてきましたが、最終的には約720万円を支払うといってきました。その行政書士に示談案を見せたところ、これは少ない、弁護士に依頼しましょうということで、その行政書士が弁護士を紹介してくれました。それが弁護士法人グレイスでした。
弁護士に頼むということは、そもそも全く考えていないことでした。少々時間がかかっても、すぐに訴訟提起しましょうということになり、お願いすることとしました
Q.弁護士法人グレイスに依頼してからの担当弁護士の対応はいかがでしたか。
実は、訴訟提起したら、放っておけばいい、賠償額は勝手に上がるものだと思っていました。ところが実際は、担当の佐藤さんが結構な頻度で電話をかけてきたり、打合せのためにうちに来てくれたりしました
対応は良かったです。嫌な感じは1つもありませんでした。また、事務所に「佐藤さんいますか。」と電話したときも、感じよく対応してくれました。
Q.佐藤さんに質問です。どうしてそのように連絡をとったのですか。
相手方保険会社の主張に対する反論を効果的に行うためには、抽象論だけでは説得力がなく、具体的事情が必要なのです。
たとえば、相手方保険会社は、嗅覚消失があったから併合11級になったのであり、労働能力喪失率は14パーセントとするべき(これは12級に対応する労働能力喪失率です。)だとか、岡本様が事故時68歳と高齢だったことから、基礎収入は賃金センサス平均賃金の半分とすべきであるとか主張してきました。これに対し、単に赤い本と違うというだけでは、説得力はありません。
私は、岡本様からお話を伺い、家事労働とりわけ炊事を行う場面で嗅覚が重要であること、土鍋でお米を炊く際、嗅覚がないと炊き具合が分からず、焦がしてしまうこともあること、事故前は家事労働のほかホームセンターの清掃業務もパートタイムで行っており、高齢だから賃金センサス平均賃金の半分を基礎収入とするのは安易に過ぎることなど、具体的事実に基づいて主張しました。
結果、裁判所から出た和解案は、基礎収入は賃金センサスの平均賃金、労働能力喪失率は20パーセントを前提に算出されたものでした。最終的には、1050万円の支払を受ける内容で和解することとなりました。
Q.和解案を聞いたときは、どんな気持ちでしたか。
大分上がったなあという感想を持ち、お願いして良かった、佐藤さんに頑張ってもらったからと思いました。もう少し頑張って判決になったら、遅延損害金がもっと期待できるという話も聞きましたが、私ももう早く終わらせたいという気持ちがあったものですから、和解してもらうことにしました。
佐藤さんには何度も来てもらい、頑張ってくれました。よくやってくれたと思います。
Q.最後に一言
お金なんていらないから、元の体に戻してほしいというのが正直な気持ちです。お金には代えられません。その意味では、やられ損だと思います。
とはいえ、元の体は戻ってきませんから、お金で解決するほかないことも理解しています。そうであれば、保険会社の言いなりになるのではなく、弁護士に相談するなどして、きちんと賠償を受けるべきであると思います。
交通事故の被害者になられた私以外の方も、信頼できる弁護士に相談するべきです。グレイスに対しては、ありがとうございましたの一言です。