【89】鹿児島県の80代の男性が外傷性くも膜下出血等の傷害を負い、死亡した事案
性別・年齢 | 80代 男性 |
---|---|
仕事内容 | 無職 |
事故状況 | 自転車 |
後遺障害等級 | 死亡 |
手続 | 訴訟 |
獲得金額 | 3000万円 |
事故発生
依頼人が、自転車を運転して、交差点に進入したところ、交差道路を進行してきた自動車に撥ねられました。警察の捜査では、依頼人の対面信号が赤、加害者の対面信号が青という結果になりました。
相談・依頼のきっかけ
ご遺族が、知人の方から当事務所の紹介を受け、ご相談にいらっしゃいました。
当事務所の活動
本件は、依頼人の過失が60パーセントほどある事案でした。依頼人の過失相殺前の損害は3000万円ほどになる見込みでしたが、過失60パーセントで過失相殺をすると、ご遺族の受取額は1200万円ほどになってしまいます。そこで、人身傷害保険を利用し、人身傷害保険金を依頼人の過失分から充当し、賠償金と人身傷害保険金の合計で実質的に過失相殺がない金額を獲得することとしました。
当事務所が関与した結果と解決のポイント
訴訟提起し、訴訟上の和解が成立しました。過失は60パーセントと認定されたものの、人身傷害保険から2500万円、相手方保険会社から500万円を獲得し、合計3000万円を勝ち取ることができました。
通常であれば、人身傷害保険から2500万円の支払いを受けている場合、過失相殺後の損害額が1200万円(3000万円×{1-0.6})だと、過失相殺後の金額から既払い金として人身傷害保険金2500万円を控除するため、相手方保険会社から賠償金が支払われることはありません(1200万円-2500万円=-1300万円となってしまうため)。
しかし、本件は、訴訟提起し、最高裁判例を利用することで、実質的に過失相殺なしの金額である3000万円を獲得しています。
【当事務所の示談交渉サポートを受けた場合と受けなかった場合の比較】
人身傷害保険のみ | 当事務所介入の結果 | 備考 | |
---|---|---|---|
ご遺族受領額 | 2500万円 | 3000万円 | ほぼ赤本基準 |
交通事故でお困りの方はグレイスにご相談ください
いかがでしたでしょうか。
弁護士法人グレイスには交通事故に精通した弁護士が複数在籍しており、日々、交通事故に関する研鑽を重ねております。弁護士法人グレイスなら、長年に渡り培った交通事故に関する豊富なノウハウを駆使し、相談者様にとって最適と思われる回答を差し上げることが可能です。
不幸にも交通事故に遭われてしまった方がいらっしゃいましたら、お気軽に当事務所にご相談ください。