【64】加害者の極めて悪質な運転により発生した高齢者(84歳)の死亡事故に対し、交渉のみにより3100万円を超える高額な賠償金を獲得した事例
性別・年齢 | 80代 |
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仕事内容 | 無職 |
事故状況 | 歩行者 |
受傷内容 | 頭部外傷 |
後遺障害等級 | 死亡 |
手続 | 示談 |
獲得金額 | 3100万円 |
事故発生
被害者が買い物のためにスーパーの駐車場内を歩いていたところ、加害者は駐車場内に歩行者がいる事を認識していたにも関わらず、被害者が自分の車を避けるであろうという考えのもと車を発進させたために被害者と衝突する事故が発生し、その結果、頭部を強く打った被害者が死亡してしまいました。
相談・依頼のきっかけ
被害者は事故後すぐに救急搬送され、懸命の治療を受けましたが、その甲斐なく死去されました。突然の悲惨な事故により最愛の家族を亡くした遺族としては心痛の極みで何も考える事ができない状況でした。そのような状況で、保険会社と今後の賠償のための資料準備や示談交渉を行う事等とてもできないという事から、交通事故に強い弁護士に依頼をしようと考えた事が当事務所に相談をする事となったきっかけでした。
また、本件交通事故の加害者は、悪質な運転態度で死亡事故を引き起こしたうえ、遺族の自宅に訪問する際には事故を起こした車で乗り付け、遺族に対して心ない発言をするなど、遺族の心情を逆なでする言動を繰り返す人物でした。
そのため、遺族としてはこのような加害者に対して毅然とした対応を取りたいという希望もあった事から、交通事故に強い弁護士が介入して欲しいと思うようになりました。
当事務所の活動
まず、突然の悲惨な事故によって遺族の方々の平穏な生活は破壊されたうえ、被害者のための御葬儀やお墓の準備等、様々な費用を要する事から、自賠責保険に対して、本件交通事故における賠償請求を行いました。死亡事故の場合、その収集すべき資料も大量でありましたが、当事務所による迅速な対応の結果、合計で2000万円近い賠償金をお届けする事ができました。
このように、まず自賠責保険からしっかりした賠償金を回収する事により、遺族の方の生活をまずは落ち着かせる事に成功し、その後は任意保険会社に対して腰を据えて交渉を行う事ができました。特に、本件は事故の態様も被害者の存在に気が付いていながら、衝突しているという極めて悪質である上、その後の対応も遺族に対して非常に強い怒りを感じさせる内容であった事から、慰謝料の点に関して粘り強く交渉を継続させました。
その結果、自賠責保険以外に、相手方保険会社から約1300万円の賠償金を獲得する事ができました。
当事務所が関与した結果と解決のポイント
高齢者の死亡事故の場合、賠償金が高額にならないケースが多い事から、自賠責保険金による賠償のみで補償が終了すると考えている方も多いかと思います。しかしながら、我々弁護士が介入し、適正な損害額を算定し直せば自賠責保険金では到底足りないという事が非常に多くあります。
また、死亡事故のような悲惨な事故が生じた場合、残された遺族の生活環境は激変するため、生活に余裕がなくなる方がほとんどです。その時、遺族としては少しでも早く賠償金を受け取りたいと考えるのが通常であり、そのような心理状態であれば、保険会社が提示した金額が適正な金額より低額であってもやむを得ず示談書にサインをしてしまうというケースが多発しておりました。
しかしながら、我々のような交通事故に強い弁護士が死亡事故に介入する事によって、迅速に複雑かつ煩雑な自賠責保険に対する賠償請求手続を完了させると共に、自賠責保険金を元手に任意保険会社に対して万全の交渉を行う事が可能となります。このような、当事務所が果たすべき役割を十分に果たすことができた事から、最終的に3100万円を超える高齢者の死亡事故としては極めて高額な賠償金を獲得する事ができました。
交通事故でお困りの方はグレイスにご相談ください
いかがでしたでしょうか。
弁護士法人グレイスには交通事故に精通した弁護士が複数在籍しており、日々、交通事故に関する研鑽を重ねております。弁護士法人グレイスなら、長年に渡り培った交通事故に関する豊富なノウハウを駆使し、相談者様にとって最適と思われる回答を差し上げることが可能です。
不幸にも交通事故に遭われてしまった方がいらっしゃいましたら、お気軽に当事務所にご相談ください。