【62】40代の男性が自動車を運転中、対向車が衝突してきたという事故に遭い、車両が大破し、さらに同乗者を含め5名が傷害を負った事案について、すべてを示談でまとめた事案
性別・年齢 | 40代 男性 |
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仕事内容 | 会社員等 |
事故状況 | 自動車 |
受傷内容 | 外傷性頚部症候群等 |
後遺障害等級 | なし |
手続 | 示談 |
獲得金額 | 146万円 (物損含む) |
事故発生
依頼人の一人である40代の男性が同乗者4名を乗せて普通自動車を運転し鹿児島市内の道路を走行していたところ、対向車がセンターラインを越えて依頼人らの車に衝突し、依頼人らが外傷性頚部症候群等の傷害を負いました。
依頼人は、事故直後から保険代理店と連絡をとり、保険代理店の担当者から、事故に遭った時は専門家に相談すべきであると聞かされていました。
相談・依頼のきっかけ
当事務所は、依頼人が相談した保険代理店から、事故に遭われて間がなく、事故に遭われて不安を抱いている方がいらっしゃるとの紹介を受けました。
そこで、当事務所は、依頼人らに連絡を取った後に直接面談し、ご来所していただいたすべての方について受任しました。
ご依頼いただいた経緯としては、多数人の方が絡んだ交通事故においては、複雑な関係となり交渉が困難となる場合が多いため、交通事故に強い弊所にお願いしたいとのことでした。
当事務所の活動
依頼人らは、これまで事故に遭われたことはなく、また、今回の事故でご家族が同時に外傷性頚部症候群等の傷害を負ったということから多くの不安感を抱いていたご様子でしたので、その不安を取り除くサポートとして、面談当初からの個別具体的な説明に限らず、交渉段階での説明も適宜行いました。
本件の事故では、物損について、依頼人の所有する車両の時価を修理費が上回るといういわゆる経済的全損となったため、相手方保険会社との間で依頼人の乗車していた車両の時価について争いとなりました。
こちらとしては、市場で取引されている類似車両の取引価格等の様々な資料を提出し交渉を継続してきました。
その結果として、当初、保険会社が提示してきた時価額68万円を13万円上乗せした83万円が提示され、示談に至りました。
さらに、依頼人らの外傷性頚部症候群等の傷害に対する賠償についても、相手方保険会社が提示した額を上回る金額で示談となりました。
一般的に、複数人が同時に傷害を負った事故においては、それぞれの交渉に時間がかかり、ましてや裁判になった場合には相当長期化するものです。
本件では、複数人が同時に傷害を負った事案に関し、粘り強い交渉の結果、依頼人らの全員の賠償をまとめることができました。
当事務所が関与した結果と解決のポイント
初めて事故に遭われた方への不安を取り除くだけでなく、車両の時価額について、相手方の提示した額よりも十数万円上乗せした額で示談となりました。
また、当然のことながら、傷害の賠償についても、裁判基準に近い金額での示談となりました。
本件では、車両の時価について争いとなりました。一般的に車両の時価・市場取引価格について、大きく変わることは無いため、金額を上乗せして示談することは困難と思われました。
しかしながら、車両の時価・市場の取引価格について様々な資料を集積し、相手方に提示することで説得し、依頼人らが納得する金額を引き出すことができました。
さらに、同乗者も含めて複数人が傷害を負った事案においては、それぞれが負った傷害の程度や症状の重さが異なり交渉が難航していたものの、粘り強い交渉によって裁判基準に近い金額で示談をすることができました。
交通事故に初めて遭われた方は、多くの不安や不合理であると感じることが多々あると思われます。当事務所は、そんな依頼人の不安感を取り除くだけでなく、車両や治療費・慰謝料等に関して適切な賠償金を取り、出来る限り依頼人の方へ利益になる解決を目指しております。
交通事故でお困りの方はグレイスにご相談ください
いかがでしたでしょうか。
弁護士法人グレイスには交通事故に精通した弁護士が複数在籍しており、日々、交通事故に関する研鑽を重ねております。弁護士法人グレイスなら、長年に渡り培った交通事故に関する豊富なノウハウを駆使し、相談者様にとって最適と思われる回答を差し上げることが可能です。
不幸にも交通事故に遭われてしまった方がいらっしゃいましたら、お気軽に当事務所にご相談ください。