【41】普通貨物自動車にて停止中に玉突き事故に遭い、外傷性頚部症候群と腰椎捻挫の傷病を負った方の事案(1.7倍)
性別・年齢 | 男性 |
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仕事内容 | 会社員 |
事故状況 | 自動車 |
受傷内容 | 頚椎捻挫 腰椎捻挫 |
後遺障害等級 | 14級9号 |
手続 | 示談 |
獲得金額 | 375万円 |
事故発生
霧島市在住の男性が先行車両に続いて停止していたところ、2台後方の普通貨物自動車がブレーキをかけずに追突してきて、すぐ後方の普通貨物自動車もろとも依頼人運転車両に追突してきました。
依頼人は、頚部、肩部、腰部に強い痛みを生じていたため、救急車で搬送されました。
依頼人は、入院することなく通院で治療に励んでいたのですが、保険会社からは事故から4ヶ月目で「治療費打切り」の打診を受けました。
相談・依頼のきっかけ
保険会社から「治療費打切り」の打診を受けて、どのように回答したらいいのか、今後の生活の保障はどうなるのか、不安に思った依頼人は、当事務所に御相談に来られました。
事故から4ヶ月の時点での症状を詳細に聴取し、今後の症状の推移の予測と、その際の残存症状の立証設計について御教示させて頂いたところ、そのまま御依頼頂くことになりました。
当事務所の活動
まず「治療費打切り」すなわち「症状固定」について医師の判断はどうなのか確認しました。
その結果、医師の判断は「まだ治療が必要」とのことでしたので、保険会社と交渉の上、引き続き保険会社に治療費を支払ってもらいながら治療を受けることにしました。
その上で、神経学的所見や画像所見を本人伝いで聴取していきました。
医師は「12級13号も狙える」とのことでしたので、それに沿って立証計画を立てましたが、後遺障害等級の結果は「14級9号」でした。
要因は「12級13号」に該当するための要素が足りなかったからで、その点について改めて主治医に協力を求めたところ、医師は前言を撤回して「14級が妥当である」という意見に翻ってしまいました。
これ以上の協力は得られない、徒に時間や費用、依頼人の労力をかけるわけにもいかないと判断し、依頼人と協議の上、現在の後遺障害等級を前提に、交渉に進むことにしました。
当事務所が関与した結果と解決のポイント
交渉に入ってからは、基礎収入額の立証について若干の困難があったものの、「本来12級13号が認定されるべき」という点を強調して、早期に示談で解決に至っております。
外傷性頚部症候群、外傷性腰部症候群、頚椎捻挫、腰椎捻挫等について、よく後遺障害等級で争いになるのが、12級13号か14級9号か、14級9号か非該当か、という点です。
単純に「痛い(=自覚症状)」だけでは、12級13号はもちろん、14級9号も認定されません。
今回は、医師が「12級13号も狙える」と仰ってましたので、12級13号に該当するような「他覚所見」があるか否か、12級13号に該当するような「他覚所見」があったとして、その病因が画像所見や事故態様から「医学的に証明」できるかどうかがポイントになりました。
結果として14級9号に留まってしまいましたが、その際に集めた医学的な証拠は交渉の際に十二分に活用し、依頼人の満足のいく金額で示談が成立しております。
このページをご覧になった方の中にも、保険会社から突然治療の打ち切りを言われて今後どうしたらいいか分からない方、今後の生活に不安を持っていらっしゃる方、後遺障害について専門家からのアドバイスが欲しい方がいらっしゃると思います。
そのような方は是非一度、当事務所に御相談にお越しください。
【当事務所のトータルサポートを受けた場合と受けなかった場合の比較】
サポートなし | サポートあり | 備考 | |
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入通院慰謝料 | 83万円 | 96万円 | 1.1倍 |
休業損害 | 61万円 | 92万円 | 1.5倍 |
後遺障害慰謝料 | 32万円 | 110万円 | 3.4倍 |
逸失利益 | 43万円 | 77万円 | 1.7倍 |
合計額 | 219万円 | 375万円 | 1.7倍 |
交通事故でお困りの方はグレイスにご相談ください
いかがでしたでしょうか。
弁護士法人グレイスには交通事故に精通した弁護士が複数在籍しており、日々、交通事故に関する研鑽を重ねております。弁護士法人グレイスなら、長年に渡り培った交通事故に関する豊富なノウハウを駆使し、相談者様にとって最適と思われる回答を差し上げることが可能です。
不幸にも交通事故に遭われてしまった方がいらっしゃいましたら、お気軽に当事務所にご相談ください。