【105】鹿児島県の20代の女性が、自動車を運転中、加害自動車に衝突され、頚椎捻挫等の傷害を負った事案
性別・年齢 | 20代 女性 |
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事故状況 | 自動車 |
受傷内容 | 頚椎捻挫 |
後遺障害等級 | 後遺障害申請なし |
手続 | 交渉 |
獲得金額 | 85万円 |
事故発生
依頼人が自動車を運転し、コンビニエンスストアの駐車スペースに後退で駐車しようとしたところ、隣の駐車スペースに前向きで駐車していた車両が、突如後退を始めたため、依頼人車両と衝突しました。
本件交通事故により、依頼人は外傷性頚部症候群の傷害を負いました。
相談・依頼のきっかけ
依頼人は、保険会社から提示された過失割合に納得できず、当事務所にご相談に来られました。保険会社が依頼人に提示していた過失割合は50対50というものでした。依頼人としては、隣の車の動静に十分に注意して、後退を始めたので過失はないというご主張でした。お怪我に関する賠償金よりも、自動車の修理費用をもっとも気にされていました。
過失割合の交渉を中心に行うという方針で、お任せいただくことになりました。
当事務所の活動
依頼人は、幸い3ヶ月ほどの治療で、完治しました。治療終了を待って、人身、物損の交渉を開始しました。
依頼人から事故の状況を詳細に聴取のうえ、同じ態様の事故の裁判例を調査し、交渉を行いました。
当事務所が関与した結果と解決のポイント
加害車両後退時に、依頼人が車両を停止させ、クラクションを鳴らしていたこと、駐車区画から退出する車両には、駐車をしようとしている車両がある場合には、発進を控え駐車を妨げないようにする注意義務があることなどを主張し、最終的に、依頼人の過失0、加害者の過失を100として合意することができました。
その結果、依頼人は、加害者側の保険会社から修理費用を全額支払ってもらうことができました。もちろん、依頼人が加害者の修理費用を負担することもありません。
人身の賠償金についても、ほぼ裁判基準で示談ができています。
裁判例を利用し、過失割合を大きく変えることができました。治療期間が短ったため、人身の賠償金には過失割合があまり影響しませんでしたが、車両の修理費用には過失割合が大きく影響します。依頼人にも過失があると認定されると、自身の車両の修理費用を全額回収できないだけでなく、相手の車両の修理費用も負担しなくてはなりません。保険を使う場合には、保険料が大きく上がってしまいます。今回、依頼人の過失割合を0にすることができ、このような不利益から依頼人を守ることができました。
過失割合に不満があるという方は、ぜひ当事務所にご相談ください。
【当事務所のサポートを受けた場合と受けなかった場合の比較】
サポートなし | サポートあり | 備考 | |
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入通院慰謝料 | 40万円 | 56万円 | 赤本基準 |
休業損害 | 27万円 | 29万円 | |
過失割合 | 50% | 0% | |
合計額 | 67万円 ※自賠責保険の場合、過失相殺はありません |
85万円 | 約4倍 |
交通事故でお困りの方はグレイスにご相談ください
いかがでしたでしょうか。
弁護士法人グレイスには交通事故に精通した弁護士が複数在籍しており、日々、交通事故に関する研鑽を重ねております。弁護士法人グレイスなら、長年に渡り培った交通事故に関する豊富なノウハウを駆使し、相談者様にとって最適と思われる回答を差し上げることが可能です。
不幸にも交通事故に遭われてしまった方がいらっしゃいましたら、お気軽に当事務所にご相談ください。