【08】自営業者の方が外傷性頸部症候群を発症し、14級が認定された事案
性別・年齢 | 50代男性 |
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仕事内容 | 自営業 |
事故状況 | 自動車 |
受傷内容 | 外傷性頸部症候群 |
後遺障害等級 | 14級9号 |
手続 | 示談 |
獲得金額 | 325万円 |
事故発生
鹿児島県在住の50代男性が、停車中に、加害者運転の普通乗用自動車に追突され、外傷性頚部症候群等の傷害を負いました。治療終了後も、左手のしびれや腰の痛みといった症状が残存していたため、ご相談に来られました。
相談・依頼のきっかけ
相談に来られたのは、すでに後遺障害等級第14級が認定された後でした。
依頼人は労災及び加害者加入の保険会社から、治療費を除き185万円ほどの賠償金をすでに支払われていました。後遺障害等級が認定され、依頼人が保険会社に賠償金の支払いを求めたところ、すでに支払っている金額の他に、支払うべき賠償金はないとの回答だったため、ご相談に来られました。
当事務所の活動
依頼人は、自営業を営んでおりましたが、後遺障害逸失利益を算定する基礎となる年収額を明らかにする資料を集めることが困難な状況にありました。そこで、年収額を明らかにする資料がない場合に、後遺障害逸失利益を認めた裁判例を探し、その裁判例を利用して保険会社と交渉することとしました。
当事務所が関与した結果と解決のポイント
示談交渉においては、後遺障害逸失利益が争点となりました。
上述の裁判例を駆使して、粘り強く交渉を続け、こちらの主張通りの後遺障害逸失利益を認められる結果となりました。
年収額を明確にできる資料がない場合であっても、裁判例等を利用し、粘り強く交渉を続けることで、こちらの主張通りの後遺障害逸失利益を認めてもらうことができました。慰謝料等についても、ほぼこちらの主張通りの金額で示談することができています。
年収額を明確にできる資料がないため、保険会社から後遺障害逸失利益について極めて低い金額の提示額がなされている場合、是非一度、まずはご相談下さい。
※「サポートなし」の場合は保険会社より金額の内訳の開示がなかったため、各項目の金額は推定になります。
※保険会社の依頼人への提示額は0円でしたが、最終的に325万円と185万円の差額である140万円が、保険会社から支払われることになりました。
【サポートを受けた場合と受けなかった場合との比較】
サポートなし | サポートあり | 備考 | |
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入通院慰謝料 | 70万円 | 116万円 | 1.6倍 |
休業損害 | 20万円 | 20万円 | |
後遺障害慰謝料 | 70万円 | 110万円 | 1.5倍 |
逸失利益 | 25万円 | 79万円 | 3.1倍 |
合計額 | 185万円 | 325万円 | 1.7倍 |
交通事故でお困りの方はグレイスにご相談ください
いかがでしたでしょうか。
弁護士法人グレイスには交通事故に精通した弁護士が複数在籍しており、日々、交通事故に関する研鑽を重ねております。弁護士法人グレイスなら、長年に渡り培った交通事故に関する豊富なノウハウを駆使し、相談者様にとって最適と思われる回答を差し上げることが可能です。
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