【12】顔に傷が残存した小学生の交通事故で、2000万円の示談金額を獲得した事案
仕事内容 | 小学生 |
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事故状況 | 歩行者 |
受傷内容 | 顔面挫創 気脳症 眼窩骨折 |
後遺障害等級 | 7級12号 |
手続 | 示談 |
獲得金額 | 2000万円 |
事故発生
鹿児島市在住の小学生が歩行中にバイクに轢かれ、顔面挫創、気脳症、眼窩骨折等の傷病を負いました。
依頼人は、幸いにも、脳機能や感覚機能、神経症状等の症状は残存しなかったのですが、顔に傷が残ってしまい、7級12号の後遺障害が認定されていました。
相談・依頼のきっかけ
来所されたときには既に後遺障害等級が認定され、保険会社から示談案の提示があったのですが、ご両親が見ても保険会社から提示された示談案が妥当なのか不明だったため、ご相談に来られました。
当事務所の活動
まずは、7級12号に認定された後遺障害等級が妥当か、診断書等を精査するとともに、被害者本人やご両親から自覚症状や日常生活の中の異変を聴取致しました。
その結果、脳機能や感覚機能に特別な障害は無く、後遺障害等級について再度認定申請を行っても結果は変わらないだろうと判断致しました。 そこで、直ちに示談交渉に入り、少しでも高い金額で示談する方針で進めました。
当事務所が関与した結果と解決のポイント
これまでの症状の推移を丁寧に拾い上げて丹念に交渉していくことにより、以下の通り、裁判基準とほぼ同額の金額で示談することができました。
外貌醜状の場合、労働能力に影響を与えないこともあるため、後遺障害慰謝料や後遺障害逸失利益が低く抑えられることがあります。認定された後遺障害等級にもよりますが、裁判にした場合に5パーセントしか労働能力を喪失していないため後遺障害逸失利益が著しく低い金額になることもあります。
このような事情もあって、まず再度の後遺障害認定申請を模索したのですが、外貌醜状以外に特別な後遺障害はなかったため、再度の後遺障害認定申請は断念することとなりました。ただし、ここで症状の推移や現在の自覚症状を聴取することは、示談交渉において強気の交渉をする際の材料になりますので決して無駄なことではありません。
示談交渉に際して症状の推移や自覚症状を主張することによって、後遺障害逸失利益について金額を下げることなく、入通院慰謝料と後遺障害慰謝料の金額を裁判基準にして、裁判によることなく早期に示談することができております。
「保険会社から提示された金額が妥当なのか分からない」「子どもの将来が不安である」といった方は、是非一度、まずはご相談ください。
【当事務所の示談交渉サポートを受けた場合と受けなかった場合の比較】
サポートなし | サポートあり | 備考 | |
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後遺障害等級 | 7級 | 7級 | |
入通院慰謝料 | 36万円 | 136万円 | 100万円アップ |
後遺障害慰謝料 | 575万円 | 1000万円 | 425万円アップ |
逸失利益 | 791万円 | 791万円 | |
その他 | 73万円 | 73万円アップ | |
合計額 | 1402万円 | 2000万円 | 598万円アップ |
交通事故でお困りの方はグレイスにご相談ください
いかがでしたでしょうか。
弁護士法人グレイスには交通事故に精通した弁護士が複数在籍しており、日々、交通事故に関する研鑽を重ねております。弁護士法人グレイスなら、長年に渡り培った交通事故に関する豊富なノウハウを駆使し、相談者様にとって最適と思われる回答を差し上げることが可能です。
不幸にも交通事故に遭われてしまった方がいらっしゃいましたら、お気軽に当事務所にご相談ください。