2021年7月8日
2021年7月8日
「大型トラックと自転車の交通事故死亡事故のニュースを聞いて想うこと」~全国と鹿児島県の交通事故死者数について~
事故・傷害部の弁護士の林田です。
2021年5月21日の朝方に鹿児島県鹿児島市下荒田の国道で、自転車で道路を横断していた女性が大型トラックにはねられ死亡した交通事故がありました。
また、同年5月18日にも軽乗用車や原付バイクなどが絡む玉突き事故が発生し、原付バイクに乗車していた男性が死亡したという事故がありました。
交通事故に巻き込まれたご本及びご遺族に皆様には心よりお見舞い申し上げます。
今回のコラムについては、GW明けの5月に立て続けに死亡事故のニュースがありましたので、鹿児島県内での死亡事故について調べたものを情報提供の一つとして書かせていただきます。
1.交通事故死者数
(1)全国の死者数(3月末)
令和3年(2021年)の3月末までの全国における交通事故死者数は603名となっています。前年の同時期との比較では、735名となっており132名減少しています。
(2)鹿児島県の死者数(3月末)
同年の3月末までの鹿児島県の交通事故死者数は13名となっています。
鹿児島県の前年同時期との比較では16名となっており、3名減少しております。
2.鹿児島県の交通事故死者数・過去5年の平均値について
平成28年から令和2年までの年間死者数の合計平均は62名となっています。
また、前述の3月末時点での統計を取ると過去5年の平均として14名となっています。※交通事故統計は鹿児島県警察HPから引用
3.所感
全国の死者数及び鹿児島県での死者数は減少傾向にあります。しかし、鹿児島県での死者数は減少しているものの全国レベルで減少をしているとは言えません。
鹿児島県の交通事故死者数は、過去5年間で一番減少した昨年と比較しても1名しか差がない状態となっています。
まだまだ、交通事故は身近に起きるということをご認識していただければと思います。
交通事故被害を『0』にすることができれば、悲しむご遺族を減らすことが出来ます。
交通事故=保険会社という意識だけでなく、交通事故被害=交通事故に特化した弁護士に相談ということを覚えていただきご相談を頂ければと思います。
弁護士法人グレイスでは、交通事故に特化した弁護士・スタッフを置いています。交通事故被害に遭われたら無料相談を実施しておりますのでお気軽にご連絡下さい。